登山事故防止
近年は登山人口が増え、登山の大衆レジャー化に伴い、安易な気持ちで山登りする人が増えており、遭難事故も上昇カーブを描いていますが、山そのものが持っている危険や登山者が山をよく知らないために起る危険など、さまざまです。山の遭難にはいま少しの事前準備や注意を怠らなければ事故にはならなかったというケースが多く見受けられます。登山の前には基本的な安全チェックをお忘れなく、山の気候は目まぐるしく変わります。麓は夏でも山頂は冬じたく、山は平地と気象条件が違ううえに、天気が激しく変化します。夏だからといって、軽装で出かけるなどはもってのほかです。1000m高くなるごとに気温は6度低くなり、雨でも降ろうものならばさらに気温が下がります。遭難の多くは、天候の変化が直接あるいは間接的に影響して、発熱したり、道に迷ったり、転倒転落したり、凍死したりします。特に気温の変化、雨風、雷などに対する十分な備えを怠らないようにしましょう。遭難事故で多いのは転落ですが、次いで病気・疲労が続いています。病気による事故は50歳以上の高齢者が多く、急性の心不全、肺炎、気管支炎や腹痛、下痢などが目立っています。出発前の健康診断、それに適度なトレーニングを欠かさないようにしましょう。
登山の前には地元の警察署をはじめとして所属する学校や職場、山岳団体などに登山計画書を提出することになっています。しかし、遭難事故の8割が計画書を提出していないそうです。計画書を提出していれば万一事故に遭っても救助活動がスムーズにはこび、被害を最小限に食い止めることができます。
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