登山と健康

登山は人々を煩雑な日常生活から解放し、自然の壮大さや美しい四季の移り変わりを体で感じさせてくれる素晴らしいスポーツです。それを楽しむ前の中高年の心得は、健康診断を受けたり、心肺機能を医師にチェックしてもらい、不安を解消しておきます。また若者と違って中高年は疲労がなかなか回復しません。リーダーから疲労の少ない歩き方や、休憩の取り方などを普段から習得しておきましょう。登山で消費する熱量は1日3000〜4000カロリーといわれます。そのエネルギー源は体内の糖質と脂肪です。よって登山中もキャンディーやビスケットなどを取ってエネルギーを補給します。登山中に起りやすいのは筋肉痛と関節痛です。原因は体力の低下によるものです。普段からの体力トレーニングを心掛けて、実行しましょう。とにかく、登山はよく食べ、よく眠ることが大切です。それで疲労が蓄積せずにすみます。登山中に手足に切り傷を負った場合は、心臓に近い部分を指や手で押さえ、清潔なハンカチなどを傷口に当てて強く巻き付けます。この止血の応急処置をして下山し、医師の手当てを受けましょう。また骨折かどうかの判断は難しく、痛みがあって運動ができない、傷が腫れて内出血している、傷の箇所が変形している、骨が皮膚を破って外に出ている。これらの場合の症状が骨折になります。けが人に副木を当て、応急処置をした後に速やかに下山をするか救助を求めましょう。ねんざの場合は、安静にして水や雪で冷やして、テーピングテープや包帯で足関節を固く固定します。そして腫れが早く引くように、足を自分の胸よりも高く上げて休みます。日射病の場合は、日陰に楽な姿勢で横になり後頭部を水や雪で冷やします。それから水をたっぷり飲みます。また、登山中にアルコールを飲むと、一瞬の反応が遅れたり、平衡感覚、視力、判断力がにぶり、事故に繋がる恐れがあります。特に高い山では酔いが早く回り、血管が拡張して、皮膚の熱が上がります。これは体温を低下させるので、防寒には役立ちません。1日の行動が終わった後に、山小屋やテントで少量の酒に止めておきましょう。

運動と健康

       copyrght(c)2008.運動と健康.all rights reserved