水中運動
水中運動の特徴は浮力です。水中の身体は、入った体積と同じ体積の水の重さと等しい力で、上方に押し上げられます。これが浮力で身体が軽く感じられる原因です。肥満ぎみの人や、体重の負担が関節に掛かって痛みのある人、高齢でスポーツに自信のない人もヘソのあたりまで水につかれば、体重は2分の1に減るので、足腰の関節の負担が少なく、楽々と運動が可能です。この運動は大きく分けて、プールでの水中ウォーキングとリズムに合わせて運動する水中エアロビクスです。水中ウォーキングは運動不足の解消や肥満の解消、関節の動きをよくしたい人々に最適です。プールの水温は約30度。最初は手を大きく振り、背筋を伸ばして足を踏み出します。それからだんだんと歩幅を大きくして、かかとから着地します。水をかき分ける運動を大きく早くすると、水の抵抗が増します。その時は体力に合わせて運動量の調節をしましょう。調査によると腰痛に悩む中高年の男女を集めて、水中ウォーキングを中心にした運動を週に2回、1時間半ずつ実行した結果、4週間続けたグループは3分の2が腰痛の自覚症状が改善され、8週間では4分の1が改善されたそうです。また運動で消費される脂肪と糖質の割合は、運動の種類や強弱によって変わります。しかし水中運動では軽い運動でも脂肪を効率よく消費します。これが大きな利点です。その他、体温と水温の差による刺激が、身体の表面の血管の収縮と拡張を活発に繰り返します。これが体温の調整機能を向上させ、カゼなどをひかない体質に作り上げます。高血圧の改善にも良いのですが水に入ると一時的に血管が収縮して血圧が上がります。その場合の危険を避けるためにも血圧の高い人は、プールに入る前に医師に相談しましょう。
copyrght(c)2008.運動と健康.all rights reserved
